天願貝塚(読み)てんがんかいづか

日本歴史地名大系 「天願貝塚」の解説

天願貝塚
てんがんかいづか

[現在地名]具志川市天願

標高約三五メートルの石灰岩丘陵の崖下に位置する貝塚時代前期の遺跡。具志川市内の遺跡では古い時期に属する。丘陵上には天願てんがんグスクがあるが十分な調査はなされておらず詳細は不明。貝塚の発見は古く、一九〇四年(明治三七年)鳥居龍蔵による。現在は米軍施設(キャンプ・コートニー)内にあるため詳しい調査は行われていないが、一部返還地などから遺物が採集されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android