天地有情(読み)テンチウジョウ

デジタル大辞泉 「天地有情」の意味・読み・例文・類語

てんちうじょう〔テンチウジヤウ〕【天地有情】

土井晩翠の第1詩集。明治32年(1899)刊。漢語調・七五調定型詩40編、訳文5編からなる。

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精選版 日本国語大辞典 「天地有情」の意味・読み・例文・類語

てんちうじょう テンチウジャウ【天地有情】

詩集。土井晩翠(ばんすい)作。明治三二年(一八九九)刊。詩四〇編、訳文五編からなる。漢語調・七五調体の定型でうたわれた格調高い処女詩集。「星落秋風五丈原」などが代表作

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天地有情」の意味・わかりやすい解説

天地有情
てんちうじょう

土井晩翠の詩集。 1899年発表。 41編の詩のほかに,T.カーライル,P.B.シェリーらの詩論,詩人論の訳を付したもの。漢詩伝統を生かした雄渾調べ諸葛孔明尽忠悲運をうたった新体長詩『星落秋風五丈原』,瞑想的感懐をうたった『暮鐘』などが代表作。

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旺文社日本史事典 三訂版 「天地有情」の解説

天地有情
てんちうじょう

明治後期,土井晩翠の詩集
1899年刊。晩翠の処女詩集で,『星落秋風五丈原』などの40編の詩とその他詩論などを収める。

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