天伝(読み)あまづたう

精選版 日本国語大辞典 「天伝」の意味・読み・例文・類語

あま‐づた・う ‥づたふ【天伝】

[1] 〘自ハ四〙 空を伝う。空をめぐる。
万葉(8C後)三・二六一「大殿のうへに ひさかたの 天伝(あまづたひ)来る 雪じもの 往きかよひつつ いや常世まで」
[2] 天を伝って動く日の意から、「日」「入日」、またそれと同音ことばにかかる。
※万葉(8C後)二・一三五「渡らふ月の 惜しけども 隠らひ来れば 天伝(あまづたふ) 入日さしぬれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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