大雪ダム(読み)たいせつだむ

日本歴史地名大系 「大雪ダム」の解説

大雪ダム
たいせつだむ

[現在地名]上川郡上川町字層雲峡

石狩川の最上流部、層雲峡そううんきよう温泉から約一二キロ上流に造られたロックフィルダム(中央心壁型)。昭和五〇年(一九七五)の完成。昭和二九年九月台風一五号が襲来し、層雲峡奥地の原生林の大半を失う未曾有の風倒木被害が出た。そのため保水能力の減少による石狩川の洪水被害を危惧して洪水調節のほか、農業・工業および発電用水を取水する計画が進められた。同四三年に着工され、総工事費は一五八億円であった。ダムの湛水面積二・九二平方キロ、総貯水量六六〇〇万トン、ダムの堤頂の長さ四四〇メートル、堤頂の標高は八一二メートル。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「大雪ダム」の解説

大雪ダム

北海道上川郡上川町、層雲峡に近い石狩川本流の最上部に位置する多目的のロックフィルダム。堤高86.5メートル。1975年竣工。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

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