大貝谷古墳群(読み)おおかいだにこふんぐん

日本歴史地名大系 「大貝谷古墳群」の解説

大貝谷古墳群
おおかいだにこふんぐん

[現在地名]能勢町倉垣 大貝谷など

和田わだ集落の西に南北約四〇〇メートルにわたって、丘陵稜線および東斜面と谷の奥部にかけて分布する、方墳一基、円墳一六基、計一七基の古墳群。分布状況から幾つかの支群に分けることも可能であるが、他と離れて単独で位置するもの、二ないし三基が近接するものとがみられる。墳丘規模は径六―七メートルのものから二〇メートル前後のものまであるが、概して稜線上に立地する古墳のほうが、墳丘、石室ともに規模が優越する。内部主体は横穴式石室が九基、小竪穴式石室と推定されるもの二基、木棺直葬ないしこれに類する施設と推定されるもの六基。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android