大虫廃寺(読み)おおむしはいじ

日本歴史地名大系 「大虫廃寺」の解説

大虫廃寺
おおむしはいじ

[現在地名]武生市大虫本町 中江

大虫本おおむしほん町東部の水田中にあった古代寺院。かつて「おうそご寺」(獺川寺か)という大寺があった所と伝えられる。県指定史跡。昭和二〇年(一九四五)頃、心礎が偶然発見され、同四一年一〇月発掘が行われて、多量の布目瓦が出土した。門・金堂講堂などの位置は判明しなかったが、塔跡だけは確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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