大葉井之許草(読み)おおばのいのもとそう

精選版 日本国語大辞典 「大葉井之許草」の意味・読み・例文・類語

おおば‐の‐いのもとそう おほば‥ゐのもとサウ【大葉井之許草】

〘名〙 シダ類ウラボシ科の常緑多年草。関東地方以西の山野陰地に生える。短く横にはう根茎から、高さ四〇センチメートルくらいになる多数の長い柄のある葉を出す。葉は五対くらいの線形で長さ一五センチメートル、幅三センチメートルになる羽片に分かれる。羽片の縁には細かい鋸歯(きょし)がある。胞子嚢群は羽片の縁に包まれて付くので、胞子嚢群を生じた葉の羽片の幅は狭く、鋸歯も見えない。すじわたし。〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android