大福御前(読み)だいふくごぜん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大福御前」の解説

大福御前 だいふくごぜん

?-1593 織豊時代,北条氏邦(うじくに)の妻。
武蔵(むさし)天神山城(埼玉県)城主藤田康邦の娘で,藤田家存続のため氏邦と結婚する。夫が城主の鉢形(はちがた)城が,天正(てんしょう)18年豊臣秀吉の小田原攻めで落城した際,御前脱出。夫が加賀金沢へあずけられたため仏門にはいったが,前途を悲観し文禄(ぶんろく)2年5月10日自殺。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android