大矩・大曲(読み)おおがね

精選版 日本国語大辞典 「大矩・大曲」の意味・読み・例文・類語

おお‐がね おほ‥【大矩・大曲】

〘名〙 (「おおかね」とも)
茶道で、大台子の上に道具を置くときに目標となる分割線。横幅を六等分する五本の線をいう。
南方録(17C後)台子「五陽六陰の大かね、大台子の本かね也、可秘可秘」
② 建築・土木工事で、直角を測る大型の三角定規。なわ張りや、鉄道レール敷設などに用いられる。大曲尺。大かねざし。
※箚録(1706)「其書たるを一覧すれば皆大矩の立ざる議論なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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