大琳寺跡(読み)だいりんじあと

日本歴史地名大系 「大琳寺跡」の解説

大琳寺跡
だいりんじあと

[現在地名]菊池市大琳寺 村前

村前むらまえにある。菊池五山の一に列したという禅刹で、地理的には菊池五山のほぼ中央に位置する。天文一九年(一五五〇)九月二二日大友義鎮は「大輪寺住持職」を「永福寺永珠」に安堵した(「大友義鎮安堵状」大友家文書録)。「一統志」に「久木野大林寺者安観世音像」とあり、「国誌」は「此寺頽転シ四方曠田ニシテ僅カニ一畝ニ不足境内ニ九尺四面ノ草堂ニ六臂ノ観音ヲ安ス」と記し、開基等不分明とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android