大牟田[市](読み)おおむた

百科事典マイペディア 「大牟田[市]」の意味・わかりやすい解説

大牟田[市]【おおむた】

福岡県南端の有明海に面する市。1917年市制。三池を中心とする石炭・重化学工業都市で,石炭産業発祥の地。明治初期の三池炭田開発後急激に発展,1889年以降三井資本による石炭関連工業が立地して昭和初期すでに化学コンビナートが建設された。エネルギー革命以後も主力産業は一貫して化学工業であるが,近年はテクノパークの建設を進め企業誘致を行っている。九州新幹線鹿児島本線,西鉄天神大牟田線が通じ,市街地は熊本県荒尾市に連続している。有明海でのノリ養殖も行われる。テーマパークのネイブルランド,桜の名所延命公園がある。81.45km2。12万3638人(2010)。
→関連項目企業城下町

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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