大波上村(読み)おおばかみむら

日本歴史地名大系 「大波上村」の解説

大波上村
おおばかみむら

[現在地名]舞鶴市字大波上

朝来あせく谷の舞鶴湾(東湾)近くに位置し、集落は谷の北側山麓縁辺に点在する。南に朝来川が流れ、東の大波上川と北の大波下川は村中で合流、いずれも西流し湾に注ぐ。山麓には朝来古墳群(七基以上の円墳)があり、横穴式石室が完全に残っているものもある。

中世志楽庄朝来村の地。近世初期には大波下村一村で、慶長検地郷村帳には高五六四・九七石「大波村」とある。享保六年(一七二一)上下の二村に分離したと伝えるが、土目録も大波村一村として扱い総高五六四石余、うち田方四五八石余、畑方一〇六石余と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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