大泉新田村(読み)おおいずみしんでんむら

日本歴史地名大系 「大泉新田村」の解説

大泉新田村
おおいずみしんでんむら

[現在地名]伊那市大字西箕輪にしみのわ 大泉新田

きようヶ岳(二二九六・三メートル)の東側の大泉所おおいずみどころ山から流れる大泉川の中流扇状地の中央に位置する村。「箕輪三十五ケ村系図記」(小池文書)によれば、「箕輪之城代加集杢之助方ニ勤申候家来、大泉村之者ニ候間暇取候節開発之義願立、依諸免許と云」とあり、新田取立年次は慶安元年(一六四八)とされている。最初の検地は明暦元年(一六五五)で、七町四段二畝五歩のうち田は下田一段八畝一一歩で、あとは畑地となっている。享保五年(一七二〇)の大泉新田村諸役免許謂書(上伊那誌)に、

<資料は省略されています>

とあるように、水の乏しい地方ではあったが、奉行加集杢之助の保護政策で新田の開発が進んだ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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