大枝山関(大江山関)(読み)おおえやまのせき

百科事典マイペディア 「大枝山関(大江山関)」の意味・わかりやすい解説

大枝山関(大江山関)【おおえやまのせき】

山陰道山城から丹波へ抜ける老(おい)ノ坂(現京都市西京区)の峠手前に設けられていた関所天竜寺所管の荘園年貢運送にかかる人夫(兵士粮物調達のため設置された関所で,応永年間(1394年−1428年)の史料にみえ,1423年幕府は当関の関料規定を定めている。これによって天竜寺は相当の収益をあげていたと推測されるが,以後いつまで関の機能が続いたかは不明。
→関連項目老ノ坂

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