大朝町(読み)おおあさちよう

日本歴史地名大系 「大朝町」の解説

大朝町
おおあさちよう

面積:九〇・一九平方キロ

山県郡の北部東寄りに位置し、西は芸北げいほく町、南は千代田ちよだ豊平とよひらの両町、北は島根県に接する。県境近くには東から雉子きじ(八九七・二メートル)寒曳かんびき(八二五・八メートル)猪子いのこ(八三〇・二メートル)たたみ(一〇二九メートル)など、南には火野ひの(日野山、七〇五・四メートル)加計かけ(七五二・四メートル)などがそびえる。集落は町の中央部を南東流する可愛えの川上流域と、その支流大塚おおつか川・田原たわら川・宮迫みやざこ川・岩戸いわど川などの流域に点在。町の中心は近世広島城下石見浜田はまだ城下(現島根県浜田市)を結ぶ石見浜田路の国境近くに位置した大朝であるが、町内中央やや東寄りをほぼ南北に通る国道二六一号は大朝を通らず、新庄しんじようより分れて中三坂なかみさかトンネルから島根県に抜け、同県江津ごうつ市で国道九号に合する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報