精選版 日本国語大辞典 「大幣・大麻」の意味・読み・例文・類語
おお‐ぬさ おほ‥【大幣・大麻】
〘名〙
※古今(905‐914)恋四・七〇六「おほぬさのひくてあまたになりぬれば思へどえこそ頼まざりけれ〈よみ人しらず〉」
② (形動) (①の「古今集」の歌から) 心があちこちにひかれること。また、その者。
※古今(905‐914)雑体・一〇四〇「われをのみ思ふといはばあるべきをいでや心はおほぬさにして〈よみ人しらず〉」
※評判記・剥野老(1662)吉川六彌「よし川のなかれ名にたつおほぬさはひくてになびく心くやしき」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報