大山諸事覚(読み)だいせんしよじおぼえ

日本歴史地名大系 「大山諸事覚」の解説

大山諸事覚
だいせんしよじおぼえ

一冊 智蔵院円慶

成立 享保三年頃か

原本 叡山文庫

解説 近世大山西明院谷内の智蔵院住持として活動した学僧円慶の述作。円慶は寛延三年九月に九六歳で没。当資料の記述は文禄三年の豪円の大山帰山に始まり、享保三年の大山本社修復に関する記事で終わっており、近世前期の大山兼帯学頭時代について記す貴重な記録となっている。昭和三年の大山寺本坊火災により焼失したとされていたが、近年鳥取県史編纂過程で円慶自筆本が発見された。

活字本 「鳥取県史」八

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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