述作(読み)じゅっさく

精選版 日本国語大辞典 「述作」の意味・読み・例文・類語

じゅっ‐さく【述作】

〘名〙
先人言説を述べて明らかにすることと、自分が新しい説を作り出すこと。〔礼記楽記
② (「しゅっさく」とも) 書きあらわすこと。また、その作品著述著作
※済北集(1346頃か)一二「歴視百家作一書
浮世草子西鶴織留(1694)序「西鶴生涯のうち、述作(シュッサク)する所の仮名草子、棟(むね)に充(みち)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「述作」の意味・読み・例文・類語

じゅっ‐さく【述作】

[名](スル)
書きあらわすこと。また、その作品。著述。著作。
先人の言説を伝え述べることと、自分で新しく説をなすこと。
[類語]著書著作著述著す著作物原著主著近著新著旧著前著前書単著共著自著

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「述作」の読み・字形・画数・意味

【述作】じゆつさく

先人の学を承けて著作する。魏・文帝〔呉質に与ふる書〕(応)常(かつ)て然(ひぜん)として作のり。其の才學、以て書をはすに足る。美志げず、良(まこと)に痛惜すべし。

字通「述」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android