大山記(読み)だいせんき

日本歴史地名大系 「大山記」の解説

大山記
だいせんき

二三一冊

原本 叡山文庫

解説 比叡山延暦寺滋賀院大山本坊西楽院との間に交わされた書状を中心に筆録した書状留帳。表題は「大山用雑記」「大山記」「大山書翰往復記」などと様々に付けられているが、これは滋賀院の留守居交替によって適宜題が付せられたためと考えられる。書状留帳は大山が輪王寺宮御抱となった宝永七年から慶応三年にまで及んでおり、近世大山支配を考察するうえでの基本史料である。

活字本鳥取県史」八(抄録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android