大家東郷(読み)おおえひがしごう

日本歴史地名大系 「大家東郷」の解説

大家東郷
おおえひがしごう

大家西郷(現温泉津町)とともに大家庄の中心をなし、現大代おおしろ町大家を中心に温泉津ゆのつ町の一部を含む地域に比定される。貞応二年(一二二三)三月日の石見国惣田数注文の大家庄九八町九反六〇歩のうちに「ほんかうひかし 廿二丁七反」とみえ、続けて記載される「同にしのこう」に対する大家東郷と考えられる。弘安六年(一二八三)六月一三日、藤原(大家)知家は亡父光房の大家庄内東郷地頭職を与えられている(「関東下知状」長府毛利家文書)。応永二九年(一四二二)一二月二〇日、大家氏は「大家庄東郷内飯谷村並惣公文職、白坏郷内上村等地頭職」を安堵されている(「足利義持御教書」閥閲録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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