大回・大廻・大周(読み)おおめぐり

精選版 日本国語大辞典 「大回・大廻・大周」の意味・読み・例文・類語

おお‐めぐり おほ‥【大回・大廻・大周】

〘名〙
① 大きくまわること。大まわり。
古道大意(1813)下「其より遙に遠き大空を、右めぐりに漂ひ行きて、大周(メグ)り一周する」
法会(ほうえ)供養のとき、大まわりにまわって行道すること。
※栄花(1028‐92頃)音楽「こなたかなたの御堂、おほめぐりにやがてめぐれば」
加行(けぎょう)にあたり、広い範囲で社参拝堂を行なうこと。
大乗院寺社雑事記‐文明二年(1470)九月一日「禅公加行大廻也、依雨下同学賢英擬講為代官

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報