大光明寺陵(読み)だいこうみようじりよう

日本歴史地名大系 「大光明寺陵」の解説

大光明寺陵
だいこうみようじりよう

[現在地名]伏見区桃山町泰長老

北朝の光明天皇・崇光天皇の陵。光明天皇は後伏見天皇の子、母は広義門院寧子。延元元年(一三三六)足利幕府創立とともに天皇となり、のち出家し、文和元年(一三五二)南朝回復のとき崇光天皇と共に吉野賀名生あのうに幽閉された。崇光天皇は、光厳天皇の子で、貞和四年(一三四八)即位。しかし、足利尊氏と直義の内紛で観応二年(一三五一)太上天皇の尊号を受け、翌文和元年賀名生に移され、のち出家した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報