夢語(読み)ゆめがたり

精選版 日本国語大辞典 「夢語」の意味・読み・例文・類語

ゆめ‐がたり【夢語】

〘名〙
① 夢に見たことを、他人に語ること。また、その物語夢物語夢話
伊勢物語(10C前)六三「世心つける女、いかで心なさけあらむ男にあひ得てしがなと思へど、言ひ出でむもたよりなさに、まことならぬ夢がたりをす」
② 夢の中で語らうこと。夢の中の物語。夢物語。
③ 夢のようなはかなく、とりとめもない物語。夢物語。
源氏(1001‐14頃)夢浮橋「今はいかで、あさましかりし世の夢がたりをだにといそがるる心の、われながらもどかしきになん」

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普及版 字通 「夢語」の読み・字形・画数・意味

【夢語】むご

夢言

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