多治比屋主(読み)たじひのやぬし

朝日日本歴史人物事典 「多治比屋主」の解説

多治比屋主

生年生没年不詳
8世紀前半に活躍した官人神亀1(724)年従五位下に叙せられる。天平12(740)年聖武天皇の伊勢行幸に従駕したらしく,『万葉集』巻6に河口行宮での歌が残る。その後,備前守,左大舎人頭,大蔵少輔などを歴任した。

(森公章)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「多治比屋主」の解説

多治比屋主 たじひの-やぬし

?-? 奈良時代官吏
神亀(じんき)元年(724)従五位下。天平感宝(てんぴょうかんぽう)元年左大舎人頭(おおとねりのかみ)となった。「万葉集」に歌2首がある。氏は丹比ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android