多明物・多米都物(読み)ためつもの

精選版 日本国語大辞典 「多明物・多米都物」の意味・読み・例文・類語

ため‐つ‐もの【多明物・多米都物】

〘名〙 古代にはおいしい飲食物すべてをさしたが、のちには特に、大嘗会(だいじょうえ)のとき臣下に賜わる酒食をさすようになった。
儀式(872)四「悠紀に供奉る其国宰姓名等か進れる雑物、合若干荷、就中献物黒木御酒若干缶〈略〉多米都物雑菓子若干輿」

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