外長上(読み)げちょうじょう

精選版 日本国語大辞典 「外長上」の意味・読み・例文・類語

げ‐ちょうじょう ‥チャウジャウ【外長上】

〘名〙 令制で、官吏の一区分。外官長上。すなわち、地方官であって毎日官衙(かんが)に出勤する者。〔令義解(833)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の外長上の言及

【長上】より

…長上には,中央諸官庁や大宰府・諸国司などの四等官(しとうかん),また刑部省の大・中・少判事などのように,四等官に準ずる位置づけをもつ品官(ほんかん),および特殊な才能などによって,関係官庁に長上勤務を命ぜられた別勅・伎術長上があった。また地方の郡司四等官や軍団の下級指揮者である大・少毅(き)(軍毅)も長上であったが,ともに外長上(げちようじよう)とよばれ,この外長上と対比するとき,前者のグループは内長上とよばれた。【野村 忠夫】。…

※「外長上」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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