墨入(読み)すみいれ

精選版 日本国語大辞典 「墨入」の意味・読み・例文・類語

すみ‐いれ【墨入】

〘名〙
大工石工などが直線を引くために墨を入れて用いたつぼ。すみつぼ。〔和英語林集成(初版)(1867)〕
風雨にさらされて読みにくくなった高札などに墨を入れて文字を復元すること。
※下諏訪宿明細帳‐享和元年(1801)「御高札場、高さ二間、長さ三間三尺五寸、横巾七尺、但し当宿加宿反之町境に御座候普請の儀領主普請に御座候、御高札墨入等領主にて御座候」
製図やイラストなどで、鉛筆で書いた下図に、墨や黒インクを入れて仕上げること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android