増俊(読み)ぞうしゅん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「増俊」の解説

増俊 ぞうしゅん

1084-1165 平安時代後期の僧。
応徳元年生まれ。真言宗。随心院流祖。勧修(かじゅう)寺の厳覚(ごんかく)から灌頂(かんじょう)をうける。のち仁海(にんがい)がひらいた京都小野の曼荼羅(まんだら)寺を復興し,随心院とあらためた。厳覚門の宗意(そうい),寛信(かんじん)の流派とあわせ小野三流という。長寛3年2月11日死去。82歳。通称は中納言阿闍梨(あじゃり)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android