境を隔つ(読み)さかいをへだつ

精選版 日本国語大辞典 「境を隔つ」の意味・読み・例文・類語

さかい【境】 を 隔(へだ)

① この世を去って、あの世に行く。
今昔(1120頃か)三「我は只今、滅度を取るべし、永く此の界(さかひ)を隔ててむとす」
② 住む場所が遠く離れる。
平家(13C前)二「漢家蘇武は書を鴈の翅に付て旧里へ送り、本朝の康頼は浪のたよりに歌を故郷に伝ふ〈略〉さかひをへだて、世々はかはれども」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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