坂野浦(読み)さかのうら

日本歴史地名大系 「坂野浦」の解説

坂野浦
さかのうら

[現在地名]佐伯市鶴望つるみ 坂の浦・白潟しらかた

野口のぐち村の北東に位置し、村域は臼坪うすつぼ山の北麓から佐伯湾岸に至る。集落は湾岸に位置。坂野村ともいう。慶長一六年(一六一一)下野村指出帳(佐伯藩政史料)下野しもの村の構成村として坂ノ浦とみえ、高四九石余。正保郷帳では坂裏さかのうら村とみえ、田高五一石余・畑高一八石余、塩屋しおや郷に属した。元禄見稲簿では下野村のうちに坂野浦とみえ無高。天保郷帳では下野村のうちに含まれたと思われる。旧高旧領取調帳には坂野村とあり、高九七石余。享和三年(一八〇三)の郷村仮名付帳(佐伯藩政史料)によれば下野村の枝郷で、地内に羽山はやま飛石とびいし蟹田がんだ脇野田わきのた下野台しものだい仲間なかまかさ高野こうや白潟がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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