坂田虎之助(読み)さかた・とらのすけ

朝日日本歴史人物事典 「坂田虎之助」の解説

坂田虎之助

没年:明治41.9.10(1908)
生年:慶応2.4.21(1866.6.4)
明治期の陸軍軍人紀州(和歌山)藩士で,のち陸軍主計少将となった坂田巌三の長男。明治22(1889)年陸軍士官学校卒。日清戦争(1894~95)には近衛師団副官として出征。30年陸軍大学校卒。36年から両広総督軍事最高顧問として南京駐在,軍事教育に当たる。40年大佐,中国側の希望で任期を延長しつつ南京に留まり,翌年同地で病死

(鈴木淳)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂田虎之助」の解説

坂田虎之助 さかた-とらのすけ

1866-1908 明治時代の軍人。
慶応2年4月21日生まれ。陸軍士官学校教官,陸軍大学校教官をつとめる。明治36年清(しん)(中国)にまねかれ南京将弁学堂総教習となり,両江総督軍事顧問をかねた。陸軍大佐。明治41年9月10日南京で病死。43歳。紀伊(きい)海部(あま)郡(和歌山県)出身。陸軍大学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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