日本大百科全書(ニッポニカ) 「坂下(三重県)」の意味・わかりやすい解説 坂下(三重県)さかした 三重県亀山市関(せき)町地区の一集落。旧坂下村。室町期からみえる地名で、鈴鹿(すずか)峠の東麓(とうろく)に位置し、江戸時代には東海道48番の宿。本陣3、脇本陣1、旅籠(はたご)48(東海道宿村大概帳)があり、鈴鹿馬子唄(まごうた)に「坂は照る照る鈴鹿は曇る……」と歌われたが、鉄道時代になって急速にさびれ、宿場のおもかげもいまはない。国道1号が通じる。[伊藤達雄][参照項目] | 鈴鹿峠 | 関 歌川広重『東海道五拾三次之内 阪之下 … 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例