坂下(三重県)(読み)さかした

日本大百科全書(ニッポニカ) 「坂下(三重県)」の意味・わかりやすい解説

坂下(三重県)
さかした

三重県亀山市関(せき)町地区の一集落。旧坂下村。室町期からみえる地名で、鈴鹿(すずか)峠の東麓(とうろく)に位置し、江戸時代には東海道48番の宿。本陣3、脇本陣1、旅籠(はたご)48(東海道宿村大概帳)があり、鈴鹿馬子唄(まごうた)に「坂は照る照る鈴鹿は曇る……」と歌われたが、鉄道時代になって急速にさびれ、宿場おもかげもいまはない。国道1号が通じる。

[伊藤達雄]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android