地覆・地幅(読み)じふく

精選版 日本国語大辞典 「地覆・地幅」の意味・読み・例文・類語

じ‐ふく ヂ‥【地覆・地幅】

〘名〙 (「じぶく」とも)
① 建築物の最下部に取りつける横木。また、家、門などの入り口のしきい。〔日葡辞書(1603‐04)〕
建物土台
※六物図抄(1508)「五体を塔とするほとに坐具は塔のぢぶく也、地ぶくが堅なうては五分法身をは生すまいと云義也」
土地の質。土質
多胡辰敬家訓(1544頃)「地子年貢は地ふく地性の上中下によれり」
④ 人の生まれつきの体質能力素地
雑俳替狂言(1702)「地ふくよく年より十もかほ若し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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