地蔵経(読み)じぞうきょう

精選版 日本国語大辞典 「地蔵経」の意味・読み・例文・類語

じぞう‐きょう ヂザウキャウ【地蔵経】

[2] 歌舞伎の下座(げざ)音楽一つ。「奇妙頂来地蔵尊なんまいだ云々」という歌詞三味線をつけ、たたき鉦を入れる。墓場のようなさびしい場面に用い、書置を書く場面などには独吟として用いる。
※歌舞伎・加賀見山再岩藤骨寄せの岩藤)(1860)序幕「トぢっと思入、地蔵経(ヂザウキャウ)のやうなる鳴物になり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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