在南神社(読み)ありなみじんじや

日本歴史地名大系 「在南神社」の解説

在南神社
ありなみじんじや

[現在地名]高取町大字越智小字奥谷

越智氏の菩提寺である光雲こううん寺東方に鎮座する小祠。越智氏始祖親家を祀り、越智家累代の氏神であった。有南ありなみ神社とも書く。「越智氏系図」によると、建久八年(一一九七)に没した親家を有南岡に葬り、越智一族の米田将監俊武が「有南ノ廟ニ社ヲ立テ太郎親家ヲ有南ノ神ト崇メ当家ノ守護神」としたとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android