土塊・壌(読み)つちくれ

精選版 日本国語大辞典 「土塊・壌」の意味・読み・例文・類語

つち‐くれ【土塊・壌】

〘名〙 (後世は「つちぐれ」とも)
① 土のかたまり。ひとかたまりの土。また、土。土壌(どじょう)
書紀(720)継体二四年二月(前田本訓)「天下清(す)み泰(ゆたか)にして内外に虞(うへ)無シ。土壌(ツチクレ)膏腴えて穀稼(たなつもの)有実(み)つ」
② (壌) 墓を忌んでいう語。墓所。墳墓。多く、斎宮で用いる語。
※延喜式(927)五「忌詞〈略〉墓称(つちくれ)
③ 「つちくればと(土塊鳩)」の略。〔多識編(1631)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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