土不踏（読み）つちふまず

精選版 日本国語大辞典

つち‐ふまず【土不踏】

〘名〙

① 足の裏の足円蓋の俗称。くぼんでいて立っている時に床に触れない部分。つちつかず。

※俳諧・新続犬筑波集（1660）一七「あしのうら平砂のかりやつちふます〈正照〉」

② 乗物を利用して、少しも歩かないで行くこと。

※浮世草子・好色二代男（1684）八「在商(ざいあきなひ)の道を問行に、其子は土蹈(ツチフマ)ず三枚肩。前に旅筥後に紫の綿入」

出典　精選版 日本国語大辞典