国栖人(読み)くずびと

精選版 日本国語大辞典 「国栖人」の意味・読み・例文・類語

くず‐びと【国栖人】

〘名〙 =くず(国栖)(一)②
書紀(720)応神一九年一〇月(熱田本訓)「十九年の冬十月、戊戌の朔に、吉野の宮に幸したまひき。時に国樔人(クスヒト)来朝り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の国栖人の言及

【国栖】より

…古代,奈良県吉野地方にいた土着の住民。国樔,国巣とも書き,国栖人ともいう。《古事記》《日本書紀》で神武天皇の伝説中に石押分(磐排別)(いわおしわけ)の子を〈吉野国巣の祖〉と注しているのが文献上の初見。…

※「国栖人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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