デジタル大辞泉
「団円」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
だん‐えん ‥ヱン【団円】
〘名〙
① (形動) まるいこと。また、そのさま。まどか。
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二「
人類の言語意見を録する
史官なれば、団円なる地球、
淼漫(べうまん)たる
洋海」
② (形動) 人々が和合すること。円満であること。また、そのさま。
※明六雑誌‐三九号(1875)政府与人民異利害論〈西村茂樹〉「之を分てば政府人民の別ありと雖ども、原来団円なる一物にして」 〔
白居易‐自詠老身示諸家属詩〕
③ 欠けることなく完全に終わること。終わり。結末。→
大団円。
※
読本・
椿説弓張月(1807‐11)拾遺「弓張月拾遺の篇、凡
(およそ)十巻にして団円
(ダンヱン)をなせり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「団円」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報