回視(読み)カイシ

デジタル大辞泉 「回視」の意味・読み・例文・類語

かい‐し〔クワイ‐〕【回視】

[名](スル)
過去をふりかえってみること。回顧
「それは―するに忍びないような、各々の思い出を」〈葉山海に生くる人々
あたりを見回すこと。
「男前後を―して…、恐怖色に現れ」〈織田訳・花柳春話

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「回視」の意味・読み・例文・類語

かい‐し クヮイ‥【回視】

〘名〙
① 過去を振り返ってみること。回顧。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一三「倩(つらつら)、吾(わが)平生を回視するに」 〔黄庭堅‐題顔魯公帖文〕
② あたりを見回すこと。また、見て回ること。〔慶応再版英和対訳辞書(1867)〕

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普及版 字通 「回視」の読み・字形・画数・意味

【回視】かいし

反顧する。

字通「回」の項目を見る

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