回文詩・廻文詩(読み)かいぶんし

精選版 日本国語大辞典 「回文詩・廻文詩」の意味・読み・例文・類語

かいぶん‐し クヮイブン‥【回文詩・廻文詩】

〘名〙 漢詩一体初めから順に読んでも、末から逆に読んでも意味が通じ、平仄(ひょうそく)も韻もあう漢詩。
※本朝文粋(1060頃)一・廻文詩〈橘在列〉「廻文詩。寒露暁霑葉。晩風涼動枝。残声蝉。列影雁離離。蘭色紅添砌。菊花黄満籬。団団月聳嶺。皎皎水澄池」 〔江淹‐別賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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