四障(読み)シショウ

デジタル大辞泉 「四障」の意味・読み・例文・類語

し‐しょう〔‐シヤウ〕【四障】

仏語。仏道修行上の4種類の障害。ものにまどう惑障、悪業あくごうのさわりの業障悪業のむくいの報障邪見の見障。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「四障」の意味・読み・例文・類語

し‐しょう ‥シャウ【四障】

〘名〙 仏語。悟りを得るための四つの障害。仏性論に説くもので、仏法を信じない闡提(闡提障)、我見に執着する外道(外道障)、生死の苦を恐れる声聞(声聞障)、利他の慈悲心がない独覚(独覚障)の四つ。一説に、惑障(物に迷うこと=煩悩)、業障(悪業のさわり)、報障(悪業のむくい)、見障(邪見)。〔仏性論‐二〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android