四谷塩町三丁目(読み)よつやしおちようさんちようめ

日本歴史地名大系 「四谷塩町三丁目」の解説

四谷塩町三丁目
よつやしおちようさんちようめ

[現在地名]新宿区四谷四丁目

四谷塩町二丁目の西、四谷大木戸の東に位置する町人地で、甲州道中両側町。南側の町屋の西は持田氏の屋敷裏大番町うらおおばんちよう横町を挟んで玉川上水水番屋、北側の町屋の西は三卿の田安家下屋敷、南は東から太田氏・山角氏・宮岡氏の屋敷で、さらに長善ちようぜん寺・大番与力同心大縄地・小野氏の屋敷と続いた。北は三浦氏の屋敷、大和柳生藩柳生氏の中屋敷、田安家下屋敷。町立ての経緯などは四谷伝馬よつやてんま町一丁目や同塩町一丁目に同じ。長善寺北側の甲州道中に面する地は、寛永一三年(一六三六)の四谷町割の節、同寺が町並拝領して町屋を開発したが、門前町屋ではなく、当町内である。なお正保江戸絵図では北側町屋の一部は水野監物の下屋敷となっている。町内南側は東西表間口が一〇三間(裏幅一〇六間余)、南北裏行は東の方で二〇間余、西の方も二〇間余、北側は東西表間口が六一間余(裏幅六〇間余)、南北裏行は東の方が二一間余、西の方で一六間余(いずれも京間)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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