四切(読み)よつぎり

精選版 日本国語大辞典 「四切」の意味・読み・例文・類語

よつ‐ぎり【四切】

〘名〙
① 一つのものを四等分に切ること。また、そのように切られたものの一つ。よつ。
草枕(1906)〈夏目漱石〉一一「半紙四つ切りにした上へ」
※妻(1908‐09)〈田山花袋〉二〇「四つ切の集合写真が」
③ (「四限」とも書く) 江戸時代、四つ時を限りとすること。特に亥(い)の四つ、すなわち午後一〇時を限りとして門戸を閉めること。よつ。
浮世草子好色二代男(1684)八「門の戸四つ切(ギリ)にしめられ、朝かへりの無首尾

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