喜佐古絞(読み)きしゃごしぼり

精選版 日本国語大辞典 「喜佐古絞」の意味・読み・例文・類語

きしゃご‐しぼり【喜佐古絞】

〘名〙 絞り染め一種。むきみ絞りの大きいもの。木綿白地に、かすかに藍色に絞り染めしたもので、女の浴衣(ゆかた)や単(ひとえ)などに用いる。嘉永一八四八‐五四)の頃に江戸で流行した。
洒落本・神代椙𥄢論(1780)「紅しぼりにも鳴見染きしゃごしぼりの細(こまか)でも」

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