善国寺(読み)ぜんこくじ

日本歴史地名大系 「善国寺」の解説

善国寺
ぜんこくじ

[現在地名]新宿区神楽坂五丁目

神楽坂の坂上南側にある。鎮護山と号し、日蓮宗本尊は十界大曼荼羅。開基日惺は池上本門寺(現大田区)一二代で、関白二条昭実の猶子。寺伝によると文禄四年(一五九五)麹町六丁目谷(現千代田区)より同七丁目谷(現同上)まで境内地(麹町の通り北側)拝領し起立したとするが(寺社備考)、はじめ馬喰ばくろ(現中央区)の追廻馬場の北西側にあり、寛文一〇年(一六七〇)に焼失して麹町に移ったともいわれる(江戸志・江戸図説・江戸紀聞)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android