問注記(読み)もんちゅうき

精選版 日本国語大辞典 「問注記」の意味・読み・例文・類語

もんちゅう‐き【問注記】

〘名〙 裁判記録。裁判の際に訴論人を尋問してその趣旨を記録すること。また、その記録。
※中右記‐康和四年(1102)八月一九日「或又問注記中僧中講師男末長頗知事由疑、召彼人等重可尋問

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の問注記の言及

【問注】より

…〈審問注記〉の意で,平安から鎌倉・室町時代にかけて,官司が当事者から事情聴取をすることをいった。問注の結果を記したものを問注記という。…

※「問注記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android