唐端新村(読み)からはたしんむら

日本歴史地名大系 「唐端新村」の解説

唐端新村
からはたしんむら

[現在地名]姫路市飾東町唐端新しきとうちようからはたしん飾東町夕陽しきとうちようゆうひおか

印南いなみ郡に所属。あま川中流左岸、荒神こうじん谷に位置し、南に桶居おけすえ(鷹巣山)がある。西は志吹しぶき村。天和二年(一六八二)の開村という(飾磨郡誌)。元禄郷帳は唐端を「カラガハナ」と読み、高二七石余。「播磨名所巡覧図会」は「唐が端村」と記す。姫路藩領として幕末に至る。天保(一八三〇―四四)頃の領内郷村高覚書(前橋市立図書館蔵酒井家資料)に免一ツ、新田高四〇石余とあり、天保郷帳では高四〇石余。一七世紀後期に印南郡で盛んに新村が生れたが、当村もその一つである。宝永二年(一七〇五)の福居組中明細帳(原家文書)によると、高二七石余はすべて畑で、反別六町四反余、免は五分、小物成は口米・夫米以外はなく、家数一五・人数六六、牛一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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