唐果物・唐菓物(読み)からくだもの

精選版 日本国語大辞典 「唐果物・唐菓物」の意味・読み・例文・類語

から‐くだもの【唐果物・唐菓物】

〘名〙
粳米(うるちごめ)の粉、小麦粉甘葛(あまずら)の液を入れてこね、種々の形に作って胡麻油で揚げた菓子。唐の製法を伝えたところからいう。種々の木に飾って用いる。梅枝、桃枝、餲餬(かっこ)、桂心(けいしん)団喜(だんき)、饆鑼(ひちら)、鎚子(ついし)などという菓子の総称。からがし。
※宇津保(970‐999頃)吹上上「からくだ物の花いと異なり」
② 植物「れいし(茘枝)」の異名

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android