哲学は神学の婢（読み）てつがくはしんがくのはしため

山川世界史小辞典改訂新版「哲学は神学の婢」の解説

西欧中世の哲学は，聖書や教父の著作をできるだけ正確に理解しようとする知的営為として発展した。また人間や自然の探究でも，聖書の教えに反しないことが第一とされた。そのかぎりで哲学は，神学に奉仕するものだった。

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中世のヨーロッパにおいて，神学が最高の学問であったことを示す言葉
キリスト教の教理や信仰・倫理を研究する神学は，中世ヨーロッパの学問の中核であった。

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